※事務所代表　森のfacebookより転載

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4月14日　－閑話休題－

先週、都内大田区の某寿司屋で『海の見える理髪店』で直木賞を受賞された萩原浩氏夫妻と会食したそうだ。
自宅がお互いに蒲田付近であり、さらにお互いが馴染みの定食屋の客であったことが切っ掛けと聞いた。
時折、安部と二人で昼食に伺う気楽なお店である。ここのサバの味噌煮がうまい。

この写真の顔では、今後の作品の話や文学談義で盛り上がったに違いない。

昨夜、中国取材中の安部の連絡では、西安から蘭州へ入り黄河上流にある炳霊寺石窟まで船で登るという。
さらに今日の夕方から、あえて寝台列車で敦煌へ向かう。

大陸へ深く潜り込み東の空から昇る太陽に、山々はどんな朝焼けを迎えるのだろうか。

多分安部の事だ、早朝から寝台列車のデッキに座り、古から続く大地の歴史に感嘆せずはいられまい。

多分、写真はない。写真に記憶を預けるわけにはいかない、そう安部は言う。

遥かな空と大地に何を見たのか、次の作品を待つしかないのだろう。

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【スタッフ後記】

作家として人生を歩かれている者同士の話ということで、何を話されたのかとても興味がわきます。

仕事人として生きていると、近い業界で頑張っている人の話を聞くことで奮い立ち、癒されることも多いですよね。

両名の次回作がとても楽しみです。