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洛西・春の訪れ(2)

Date:2018/04/12

※事務所代表 森のfacebookより転載

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4月9日 

-洛西・春の訪れ-(2)

 

大原野神社の境内は春の賑わいに騒めいている。

玉砂利を踏む足音や晴れ晴れとした笑い声が広がっていた。

本殿脇の小道は、狸穴へ向かっているような不安な道ではない。人の出入りに踏みしめられた道である。

風も走り鳥も鳴いている。山里の通いなれた明るさもあった。

私が幼かった頃、福岡の七隈あたりはまだ森や林が深く残っていた。父に連れられ山歩きしながら、食べられる野草や鳥を捕まえる仕掛けなど教えてくれた。父が育った秋月の山々はもっと深い森があって猿や猪が飛び出してくるという。そして、山神様に出会ったはなしには、父の大きな手を握ったことを思い出した。大きな猪の姿をしているが人の様な目をしていたという。

 

既に記憶の彼方に消えていた声が聞こえた気がした。15才から家を出て、未だに親不孝を続けている。

小さな沢の側に赤い椿が鳥居に寄り添うように咲いていた。

しばらく歩くと整備された山道に変わった。山道を登る人を追い、風に押されながら進むと竹林が鳴き始めた。

空を見上げ、汗が静かに引く風が心地よい。

森のトンネルがにわかに広がった。桜が晴々と咲き誇っている。

書割のめいた上り旗「花の寺・勝持寺」が風にはためき、少し遠慮も欲しいとこだと呟いていた。

だが、解き放たれた視界に広がる柔らかな薄桃色の花々に勝てるはずもない。

青空の下に淡い柔らかな日傘が心を浮き立たせ、石畳の道が嬉しく伸びている。

白い壁の突き当りを右に折れると、勝持寺への石段が桜の天蓋と共に登っていた。

-続く-















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【スタッフ後記】

代表の森の運動量がどんどんを増えていっている気がします。笑

健康にはいいでしょうが、

あまり無理をして倒れられても困るので、ほどほどにお願いしたいものです。