つむぎプロジェクト
※事務所代表 森のfacebookより転載
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1月5日 新年、新たな気持ちで京都へ向かった。
昨年の暮れの忙しいなか、TV収録の道すがら安部と久しぶりに長々と話をした。
取材やイベントから今後の著作など、さらには話柄の一つに文化継承の話題が上がった。
先頃の京都・等伯ツアーの際、Facebookでお見かけした祈織(いのり)渡邊紗彌加さんの展示会へ折よく訪れることがかなった。糸から草木や陶土で染めつむぎ、自ら機(はた)を織る、そんな方がおられると話すと安部が興味を持ち、浅学の身を知りながら多々聞いてくるので-祈織-のWebサイトで知りえた僅かな知識で答えたのだが・・
一心に精進されている紗彌加さんのWeb動画を見ながら安部が、
「着物を頼んでみようか」と呟いた。
私の中途半端な知識が災いし当初混乱を招いたのだが、京都の友人の助言に助けられようやく制作開始の運びとなった。
新年早々の打合せ場所は、渡邊さんのお知り合いのお宅の一室をお借りしたそうだ。
手入れの行き届いた閑静なお庭と趣のある家屋がとても京都らしい。
小雨が上がった庭に光が差し、薄茶のほのかな香りに一息やすらいでいた。
「つむぎプロジェクト」独断にて命名する事にした。
これからの制作の道程が楽しみである。
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【スタッフ後記】
安部の着物姿。講演会などで目にする機会もありますが、
渡邊さんの織られた着物を着た安部を早く見てみたい。そう思いました。
庭の色彩も見事です。