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「南方熊楠展」国立科学博物館

Date:2018/01/09

※事務所代表 森のfacebookより転載

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1月3日  

正月の無為に飽きた。空が高く澄み切って寒い。

気になっていた国立科学博物館「南方熊楠展」へ行くことにした。

正月なのだから都内から上野界隈までの交通量は普段の半分もない。

上野までのドライブは快適ではあったのだが、会場の科学博物館は子供達の阿鼻叫喚で満たされていた。冬休みである。

博物館の上、高い青空に博物館の国旗がはためいていた。蒸気機関車が懐かしさと共に漆黒の迫力で迎えてくれる。

智の巨人といわれる南方熊楠の飽くなき好奇心の足跡が、細かな文字で手綴じノートへ綴られている。

さらには、観察物を見つめ貫いたスケッチが微細に表現されていた。徹底的に整理されたスクラップにも、極小の筆文字で観察内容を書き留めている。熊楠という巨人は、今そこでキノコの標本を見つめている少年の瞳と同じトキメキを生涯持ち続けた稀有の人のだと気が付いた。

振り返った鏡の中の顔は、まだ昔のままでいようと思っている。

会場を出て、カフェのテラスで珈琲をかかえたまま、木枯らしに追われ人混みが閑散とし始めるのを眺めていた。

陽が陰り器の温みが失せたころ、国立西洋美術館の庭に据えられたロダンの作品に挨拶をして帰る事にした。

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【スタッフ後記】

正月をかなり無為に過ごしてしまった私からすると

森の飽くなき好奇心には脱帽です。

このインプットが、安部の様々な気づきにも繋がっているのだと思います。