富士宮にて 「信長サミット」
※事務所代表 森のfacebookより転載
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11月11日
翌朝、火縄銃をトランクに積み込み富士宮へ向かった。
京都での余韻が続き、晴れ渡った東名高速の彼方に富士が霞んでいた。
足柄サービスエリアで一息入れるころには雲一つない気恥しいほどの富士山はすぐそこにあった。
安部のプロフィール写真は既に5年ほどたち刷新を考えていた折、後日訪れる予定だったカメラマンの近藤勝寛さんの写真展に便乗させていただき、プロフィール写真をお願いした。
あまりの晴天の富士山にスタジオ近くの境内で、風呂場の書割と見まがう借景になかなかの笑顔が取れた。
今後、プロフィール写真をお見かけした折には、晴天の富士山と照れ笑いの友人を思い浮かべていただければと思う。
午後は、富士宮主催の「信長サミット」での講演であった。
「織田信長とその時代」と題しお話しした。
講演終了後の懇親会は、長年交流いただく方々との歓談や翌日の火縄銃演舞の打合せなど夜遅くまで弾んだ声が聞こえていた。
唐突ではあるが、数日前義理の兄が68歳で他界した。
先週には魚釣りにも出かけ、頑丈な体は健康そのものとも見えた。
死因は胃潰瘍からの出血との事であったが知識を持ち合わせがない私には不明でしかない。
義兄の死を咀嚼し波立つ思いを鎮める暫しの時が必要だった。
周囲にこのような事を聞く年齢になったという事でもあろうが、死生を考える時を迎えているとも思う。
今日ばかり憂いても、明日ばかり仰いでも移ろいの中に埋もれていく。
今を存分に生き、明日に向かう心を失わず日々歩むほか足跡は残るまい。
今日、告別式の末席に座り心に浮かぶ面影に問うてみた。
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【スタッフ後記】
新しいプロフィール写真は、どこかのタイミングでご紹介させて頂ければと思います。
また、「信長サミット」に足を運んでくださった皆様につきましては、誠にありがとうございました。
今後とも安部龍太郎をよろしくお願いいたします。