6月3日 「第5回宗麟公まつり」
大分合同新聞へおおよそ一年連載した「宗麟の海」が完結しました。
大航海時代のガレオン船と共にヨーロッパ文化・文明を大きな白い帆で受け止めて
大航海時代へ乗り出した大友宗麟を描きました。
南蛮から上陸した鉄砲という文明の大波は、中世日本に戦国という時代の扉を開け放ちました。
西欧文化の骨格キリスト教とザビエル・アルメイダとの出会いが宗麟の心に灯りをともします。
「キリシタン」という江戸期禁教の中で土着化し幕府による負のイメージにも覆われていた宗麟。
紺碧の空に浮かぶ入道雲と輝く大海原の遥か沖合、
大きく風をはらんだ白い帆のガレオン船の舳先には「クリスチャン・大友宗麟」が立っている。
安芸良氏の挿絵が連載に明るい光と花を添えていただきました。
6月3日 「第5回宗麟公まつり」が開催されます。
「大友宗麟とアルメイダとの出会い」と題した演劇やマリオネット演奏などと共に、
安部が「宗麟の海・執筆を終えて」との演題で少しの時間お話しさせていただく事となりました。
執筆を終えての感想やポルトガル取材などの話題になると思われます。
お時間の許される方々、ご参加いただければ幸いです。