川井郁子さんコンサート 日本橋三越劇場「源氏がたり」
「家康・不惑篇」が5月13日より福島民報、17日より十勝毎日新聞へ連載開始されました。
ともに前回・自立篇からの継続連載です。三方ヶ原の敗戦から再起する家康をお楽しみいただければと思います。
先回のコンサートから楽しみにしていた川井郁子さんの日本橋三越劇場「源氏がたり」を参観しました。
安部は何としても訪れたいと早朝から原稿用紙をねじ伏せ参観しました。
が、なんとなく雰囲気がおかしい。見上げれば何処かでお見受けしたような姿が二階席にある。
体格の良いイヤホンをした数名のSPらしき人が辺りをにらんでいます。
高円宮妃殿下が舞台に向かっておられます。妙に緊張感がただよう幕前の時間でした。
バイオリンの澄みあがった音色の中に幕が上がり、からだが緩やかに溶けだしてゆきます。
後半からは和を基調とした背景が広がり、哀愁をおびたバイオリンと和楽器が艶やかな羽衣に舞い、
林真理子さん原作の「源氏がたり」独り芝居が、情念と幻想の世界が広がっていきました。