京都から奈良、そして歴史の旅 -完- <事務所代表 森のfacebookより転載>
※事務所代表 森のfacebookより転載
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京都・奈良から東大阪まで訪れて半月を過ぎようとしている。
まだ紅葉は緑を深くし始めたばかりであった。
京都の寺院を歩き、奈良正倉院の古代の香りと、斑鳩の祈りを肌で感じた旅になった。
さらに憧れの司馬遼太郎記念館では、数万冊の蔵書に触れ司馬さんの智の奥深さに気持ちを新たにした。
朝食を簡単に取り打合せを終わると、安部はそのまま仕事場に入っていく。
私は駅に向かったが、思いついて近くの妙心寺へ向かった。
塔頭「退蔵院」の庭で、波立つ心を洗っていきたいと思った。
退蔵院は桜の名所で、この春訪れた時には人が溢れていた。
ただ、それでも枝垂桜は人を振り払うほどの色香を見事に漂わせていた。
早朝の庭は、澄み渡る水音に初秋の日差しが眩しい。
朱の毛氈に無粋な姿をとがめる人もなく、一人お茶をいただいた。
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<スタッフ後記>
このような雰囲気の場所で頂くお茶は、また格別なのでしょう。
東京では短い秋が、だんだんと過ぎ去ろうとしています。
読者の皆様、風邪などひかれぬようお気を付けください。