長崎の再会に(1)<事務所代表 森のfacebookより転載>
※事務所代表 森のfacebookより転載
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
先月末、久しぶりに長崎を訪問した。
安部が長崎や島原半島を取材する事になり、二人で一年前の約束を履行する事にした。
切っ掛けは一年前の還暦同窓会で卒業以来の友人達との再会を果たし、懐かしさに声を挙げた二次会の酒盛りの話題からだった。何時もトップの成績を走っていた友人が、大企業の研究室から大学の教授となり、学生たちを教える立場に変わった。
だが、そこに居る学生たちには、明日に立ち向かう意識が低いという。
そこで、クラスの成績が何時も末尾の安部と私に、学生たちに刺激を与えて欲しいという依頼である。確かに二人とも学生時代は変わり者とはされていた。友人の学生時代と変わらぬ熱気がとても懐かしく、会いに行くことを約束したのだった。
ともあれ、先行して安部は雑誌「サライ」の取材で編集者や画家、カメラマンなど取材関係者と合流し島原へ向かった。
私は一人遅れて長崎に入った。二度目の直撃台風が九州へ向かっていたが、空港はまだ小雨程度である。楽しみにしていた空港から時津まで、大村湾を横断する高速船に乗ることができた。海沿いの山々は小雨に陰ってはいたが、何時か見た懐かしさが溢れていた。
今夜の合流先の雲仙に向かうまで、暫く時間があったので大浦天主堂あたりへ向かう事にした。
世界遺産に登録され大浦天主堂には、観光客が溢れている。坂を右手に登ればグラバー邸から港が見下ろせる。だが、人の波に乗って渡る気力は初めからない。
天主堂前から左に折れる小道が石垣の脇から延びている。
人の流れから別れ小道を行くことにした。-続く-
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
<スタッフ後記>
台風上陸のタイミングが心配ではありましたが、
無事に長崎へ到着した代表 森。
どんな旅路になるのでしょうか。