ターナー展 <事務所代表 森のfacebookより転載>
※事務所代表 森のfacebookより転載
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5月27日
先週、都内で打合せがあり午後、久しぶりに美術展を参観した。
新宿超高層ビル42回フロアは、何度訪れても居心地がわるい。
高いところが嫌いなのだ。晴れ上がった空と新宿御苑が眼下に広がっている。
「損保ジャパン日本興亜美術館」で開催されている「ターナー・風景の歌」である。
イギリスの風景画家として有名であり、イギリスの湿度を含んだ空間を光と共に描く画家として何度か見たことがあった。
展示されていなかったが、霧の中を猛スピードで走る汽車の絵が印象的だった。
今回ターナーの多彩な作品の数々をみて、大きく意識は変わった。
特に「時化模様」連作の迫力に圧倒された。海のうねりの迫力に恐怖を覚えずにはいられなかった。
そして、印象派の先駆けとしてモネの「印象・日の出」に影響を与えたと聞いていた。
だが、「古都ブレゲンツの眺め」は印象派そのものだ。
19世紀への先駆けの画家としてもう一度振り返ってみようと思っている。
最後に、この美術館の常設「セザンヌ・ゴッホ・ゴーギャン」の作品の前で暫く座り込む。
この特別な三作品を鑑賞するだけでも、ここを訪れる価値はある。
暫くぶりに少し遠出し疲れはしたが、やはり美術館は心が弾み心地よい。
積みあがった本の谷間の景色も変わって見えるような気がしている。
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<スタッフ後記>
ポップにも感じますが、重厚感も感じる絵ですね。
高層階での開催。高低差と感情の動きで
ぐるぐるしてしまいそうです。