安藤忠雄展
※事務所代表 森のfacebookより転載
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10月8日 先週末、都内で時間があり国立新美術館で開催されている「安藤忠雄展・挑戦」を参観した。
建築家の企画展を参観するのは、今回で二度目である。
初めての参観は、ニューヨークへ訪れる時に、友人に勧められ「フランクロイド・ライト」企画展がメトロポリタン美術館だったと思うが開催されていた。
建築に興味があったわけでもなく、初めて訪れたニューヨーク観光の訪問先の一つとしてメトロポリタンは予定した訪問先でもあった。
印象に残ったのは摩天楼の近代的なビル街がニューヨークのイメージではあったのだが、フランクロイド・ライトの作品は建物の下から滝が吹きだし自然の中に建物が溶け込んでいた。
内装も木が多用され落ち着いた印象であった。
後で調べてみると世界で高名な建築家だと知り、浅学に顔が赤らむ情けなさである。
お見上げの図録の重さに閉口しているばかりだった。
安藤忠雄氏の名前と「光・水・風の教会」は写真雑誌でみたことがあり印象に残っていた。
セメントがむき出しの建物には、簡素さゆえの緊張感があり凛とした静寂を感じさせる。
イベント会場の外に設えられた「光の教会」の椅子に座れば、何をか祈らずにはいられない。
今回初めて知ったのはヴェネチアの岬に旧税関倉庫をモダンアート美術館に改装を安藤が担当したという。
又、瀬戸内海の直島にはクロード・モネが手掛けた最晩年の「睡蓮」を展示する地中美術館やベネッセミュージアムなどがある。
訪れたい場所が又増えてしまった。
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【スタッフ後記】
都会に暮らしていると、無機物的なものに囲まれ心が段々疲れていってしまいますが、
記事にあるような近代と自然の融合の様子には、見た目の格好良さだけでなく安らぎを感じます。
将来こんな家を建てられたら……。という妄想にとらわれてしまいそうです。