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田口良一選手

Date:2017/09/17

※事務所代表 森のfacebookより転載

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先日、安部に誘われてWBA世界ライトフライ級チャンピオンの田口良一選手のワタナベボクシングを訪れた。今年7月23日、田口選手は大田区総合体育館での防衛戦で6度目の防衛を成し遂げた。

先ごろ祝杯を挙げたおり、練習を参観する事になったという。

当日は、安部と私以外にも、好奇心いっぱいの編集担当者や某映画監督までおまけが多い参観となった。練習は軽い運動から始まり、シャドーボクシングの動きが徐々に早くなり汗が滴り落ち始めると、ステップやパンチの音が変わる。汗の向こうに靄のようなものを感じ始め、自分の体が固まり気圧さている事に気が付く。軽いスパーリングと聞いたが、幾つかラウンドを重ねるとステップやパンチの音が変わり、湯気とともに気が体から立ち上ると、乾いたパンチの音に私の腰が浮き上がる。練習する周囲の選手たちのパンチの音と声が締め付ける。

練習が終わり安部と一緒に写真を撮らせていただいた。この、何ともやさし気なチャンピオンの顔は強さの所以を表しているように感じていた。

田口選手と田中恒成選手はライトフライ級王座統一戦・最強を決める戦いを行うと宣言し、今月13日田中選手防衛戦の勝利後に調整が始まるという。興奮冷めやらぬ話題が続いた。

この後の食事会は田口選手を囲み、先回の防衛戦や統一戦の話で盛り上がったに違いない。

その後安部は2次会を終えると、一人銀座へ向かい3次会を慣行し、更に行きつけクラブ数件のスタッフや安部ファンのお客さんなど4次会を明け方まで飲み明かしたと白状した。

ワタナベBジムに向かう途中での会話で、今年でデビュー30周年そして田口チャンピオンが30歳、まだまだ負けてられないと二人で笑っていた。だが、田口チャンピオンの優しい顔の向こう、強烈な闘志に触発された作家の心は、やはり翌朝まで静まることがなかったようだ。

さめやらぬ今朝、取材へ向かう学生時代からの友人に「酔っぱらってドブ板踏み抜くなよ!」という文芸部長メールを送っておいた。

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【スタッフ後記】

チャンピオンの優し気な笑顔がとても印象に残ります。

この笑顔が試合になると厳しくも引き締まったものになるのですから、

ファンの方からするとギャップと強さのダブルパンチを食らってしまいそうです!