MENU

最新情報

第5回宗麟公まつり 

Date:2017/06/06

6月3日「第5回宗麟公まつり」が開催されました。

先週からの取材や沖縄での講演に引き続き、大分市での講演となります。

大分合同新聞で1年連載した「宗麟の海」の連載にあたっての感想や、連載後の大友宗麟への思いなどを1時間ほどお話ししさせていただきました。

開場した時点でコンパルホールは殆ど満席となり、演劇やマリオネット演奏が始まると後方や脇通路には立ち見の方まで現れました。

所用で席を立ち後方のドアを開けると、講演会場へ入りきれない来場者の方がエントランスにあふれ出し会場モニターでご視聴いただく状態となっていたほどです。

大分の誇りとして地元の方が新たな大友宗麟に共感いただいたことが、会場の熱気と共に伝わってきました。

 

今回の講演で安部は、大友宗麟が徳川幕府の禁教政策に歪められ血塗られた「キリシタン」という単語から、

大航海時代当時にザビエルが伝えたイエズス会・クリスチャン、ポルトガル語の本来の発音「クリスタン」へ回帰しようと提案しました。

遠藤周作氏などの作品で描かれた、禁教弾圧下に土着化していった「切支丹」からの脱却が、

身分や職業などに縛られない自由奔放な明るい時代の扉を開け放った大航海時代の本来の姿と、大友宗麟本来の姿に光をあてます。

ザビエルやアルメイダが自らの信仰を「クリスタン」と云うように、大航海時代と共に訪れた戦国時代そして安土桃山文化の人々の姿を捉えなおさねばなりません。

安部の新しい時代史観の下、近日上梓する「宗麟の海」を楽しみながら紐解いていただければと思っております。

 

写真は甲冑を装着して会場を盛り上げておられた「大友宗麟鉄砲隊」のメンバーの方々と。

最後の写真は、プロレス好きの大分合同新聞東京支局長S氏がイベント後の懇親会で、

銀座でいかに安部を口説いたかを披露し、宗麟連載を最後に承諾させた必殺技「コブラツイスト」を壇上で実演した一枚。

会場大爆笑のスナップです。