「家康とお市の方」<事務所代表 森のfacebookより転載>
※事務所代表 森のfacebookより転載
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今朝の日経新聞文化面(最終面)に安部が「家康とお市の方」と題し起稿した。
六年前から全国地方紙に連載を始めた「家康」幻冬舎文庫の一代記に、家康がお市の方と床入りをすませ婚約したと書いた。つまり信長の義弟となったのである。
しかし、本能寺の変により信長が死去した事により婚姻できなかったが、政略結婚により柴田勝家に嫁いだ後も家康と心の関係は続いたと安部は書いている。
戦国絶世の美女と謳われるお市の方と家康が婚約と聞き私も驚いたが、その後の「家康」を読むにつけ戦国女性の覚悟と一途さに心惹かれている。
あちらこちらで「これは本当ですか?」と聞かれるが、著者が「確信を持って本当です」と笑みするのを見るにつけ、著者自身がお市に憧れている事だけは確信を持って断言できる。
安部がお市の方と家康との悲恋を描くかどうかは分からない。だが戦国に生きたお市の方の生涯と、三人の娘たちのその後に思いを馳せ「家康」を楽しみにしている。