作家の多忙な一日<事務所代表 森のfacebookより転載>
※事務所代表 森のfacebookより転載
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昨日、安部がお世話になっている植木雅俊先生の出版記念パーティーへ出席した。
「等伯」執筆したおり植木先生に法華経をご教授いただき大変感謝している。
以来、何かと交流が続き今回は「江戸の大詩人 元政上人」中公叢書をご出版されたお祝いである。植木先生の応援団が一堂に会した和やかなお祝いの会である。
出版社の方々や詩人、研究者仲間のスピーチが続く。
話好きが多いせいか予定が大幅に遅れている。
安部のスピーチがこの後予定されていたのだが、私は少し焦り始めた。
この日は途中別のスケジュールが入っていた。
「さぶん賞」という小中学生の作文コンクールの審査委員長をお手伝いしており、京都で「関西さぶん賞」の表彰式にWebLIVE出演を予定していた。
会場のスピーチの順番が後二人になった頃、近くの別室で用意していたPCの前に立ち京都会場を繋ぎ受賞の祝辞を述べた。時間的には大した時間ではなかったのだが、パーティー会場が気がかりで落ち着かない。
ともあれ、ざぶん賞の祝辞を終えて慌てて会場へ戻った。
丁度である。会場の席に座った途端、祝辞のご指名をいただき壇上へあがった。
歓談の後、記念撮影なども盛会のうちに閉会となった。
会場併設のラウンジへ移動し一息つく。だが、スケジュールは続いている。
この後、雑誌のインタビュー取材をこの場所で予定していた。
だが、予定までまだ1時間ほどある。
「書くか?」と聞くと「そうだな」そう答えた。
これから時間までここで執筆である。
何時ものように席を外し、私は散歩にでた。
夕暮れが迫る頃、ラウンジに戻ると編集者二人が既に来ている。
歴史談議に話題は広がり、ロールケーキと珈琲のお替りを重ね遅くまで続いた。
いつもはこんな危ないスケジュールは組まない。だが、昨年来から続く多くの連載執筆に追われている関係で致し方なくではある。
自宅までの戻り道、それでも二人の会話は作品や歴史談議に盛り上がる。
要するに二人とも小説が好きなのである。
ある日の作家の多忙な一日がそれで終わったかどうかは、
まだ聞いていない。
「江戸の大詩人 元政上人」中公叢書
http://www.chuko.co.jp/zenshu/2018/12/005154.html
ざぶん賞
http://www.zabun.jp/
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<スタッフ後記>
作家の多忙かつ「濃密な」一日でした。
自分事に置き換えると、年齢的にはかなり離れている安部がこのようなスケジュ―ルをこなしているといわれると、
身が引き締まる思いです。