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木漏れ日 <事務所代表 森のfacebookより転載>

Date:2018/06/19

※事務所代表 森のfacebookより転載

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6月10日 

台風の影響か、今日は終日雨である。明日には台風が関東へ接近すると聞いた。

梅雨入りに晴耕雨読を旨としてというわけではないが、雨音を聞きながら机に積みあがった本を開いていた。

ひと休みしてパソコンに収めた写真を眺めていると、先日遅くなって散歩し撮影した木漏れ日の映像を見つけた。後半に目がほとんど見えぬ相棒が、木漏れ日を横断して笑ってしまった映像だった。

 

こんな空気を感じた遠い昔を思い出した。

授業をさぼり図書館に籠城していた頃、誰もいない廃屋になりかけた校舎の脇で休んでいた。

葉桜も色を濃くしはじめ日差しはもう夏だった。

この時うかんだ詩を文芸部誌「筑水」18号の巻頭句として掲載した。

あの頃の懐かしい風景がうかぶ。

二十歳になったばかりの頃だった。

 

木漏れ日の下

遥かな思い出は飛びかひ

笑みを誘う童の声もとだえた

陽は、私を捉えて放さない

 

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<スタッフ後記>

若かりし頃の言葉をいつまでたっても忘れずに、大切に覚えているというのは素敵なことであると思います。

私を含め、そのようなことが出来ない人の方が大多数だと思います。

ひとつひとつ、大事にしていきたいです。