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能登の祝から(8)<事務所代表 森のfacebookより転載>

Date:2019/07/28

※事務所代表 森のfacebookより転

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金澤という地名は、砂金が由来だと友人が教えてくれた。金澤神社のそばに「金城霊澤」という泉があり、芋掘藤五郎という農夫がこの湧き水でイモを洗うと、たくさんの砂金が出てきたという逸話から、「金洗いの沢」と呼ばれ「金沢」という地名の由来となったという。金箔のや漆など工芸の街にはふさわしい昔語りである。
街の由来である「金城霊澤」がそこにあるという。
美術館の向いに金澤神社の鳥居をくぐりすぐ脇に、木枠に囲われた瓦葺の屋根がある。今でも澄み切った湧き水があるようだ。
金運のパワースポットだとも聞いたのだが、当分私に御利益は期待できそうもない。

広々とした神社は、紅い鳥居が立ち連ね神社への参道をなしている。
境内の池には、蓮や水草が湖面をおおい夏の賑わいが聞こえてきそうだ。
道を奥に進めば伝統産業工芸館から兼六園へ続いている。
美術館前の道へもどり、苔むした石垣が続くなだらかな坂道をくだる。
石浦神社の幾つもの朱の鳥居を見上げていた。暫くして視線をもどせば明るい芝生が浮き立つように眩しく広がっていた。
21世紀美術館の白い建物が緑の海に浮かんでいるようだった。

金澤神社

21世紀美術館

 

 

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<スタッフ後記>

金沢の由来、初めて知りました。金城霊澤でイモを洗うと砂金が出た……なるほど。

私もご利益にあずかりたい限りです……。